2016年10月4日火曜日

旧三井家下鴨別邸

重要文化財・旧三井家下鴨別邸(京都市左京区)の一般公開が1日から始まり出かけた。
豪商で財閥だったこの旧三井家の別邸は、下鴨神社の南のこんもりとした森の中にある。1925(大正14)年に建築された後、1949(昭和24)年に国に譲渡され、京都家裁所長宿舎に使われていた。2011年に重文に指定され、管理することになった京都市が翌年から保存修理を進めてきて、初めての一般公開となった。
この別邸の主屋は木屋町三条上ルにあった明治期の建物を、この地にあった三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)の参拝の休憩所として移築されたもの。現在その顕名霊社は昭和期に東京に移されているのでない。
今回の一般公開は主屋の1階部分と庭園のみで、望楼など2~3階は特別公開の11月19日~12月4日に見学ができる。通常日は望楼の2~3階が有料で利用できることになっている。
今回、池やこけが配置された庭園と座敷などが一体となった開放的な造りを堪能。玄関棟では、書院造りを基調としつつ天井を高くする洋式居室をも味わうことが出来た。 また、三井家が藤原道長の六男長家の五代孫右馬之介信生が近江国に土着し、武士になったのが三井家の始まりである。そして織田信長の上洛によって六角氏とともに三井家は逃亡し、伊勢国松坂に居住するようになったとされる。その後、武士を廃業して松坂に質屋兼酒屋を開き、商人としての三井家が創業されたとのことなど三井家の系譜などを学ぶことが出来たヽ(;▽;)ノ

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