世界文化遺産「賀茂御粗神社(かもみおやじんじゃ)」(下鴨神社)本殿に参拝して、非公開の東御本宮・西御本宮、大炊殿、葵の庭、三井神社、御車舎などを見学した。昨年4月、式年遷宮が行われたこともあって、東御本宮・西御本宮(国宝)共に大変綺麗な本宮になっていたし、神聖なところに入れて心が和み落ち着いた。大炊殿(重要文化財、下の写真の右上))では神饌の煮炊き、調理を行う台所で、昔のままの状態でみることが出来た。また、ここから見える庭は双葉葵が自生し、「葵の庭」「カリンの庭」と呼ばれて、カリンの実も落ちていて趣のあるよい庭だった。
下鴨神社の正式名称を「賀茂御祖神社」という。京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に位置する。御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代の京都山城を開かれた神さまで西御本宮。玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂建角身命のお子さまで東御本宮にそれぞれ祀られている。 下鴨神社の歴史は古く平安京が造営される遙か以前から神聖な場所だった。例えば、崇神天皇七年(紀元前90年頃)に神社の瑞垣の修造がおこなわれたという記録も残っている。平安京の造営に当たって、下鴨神社で造営祈願が行われ以来、国民の平安をご祈願する神社と定められた。 玉依媛命のお子さん「賀茂別雷大神」は上賀茂神社の御祭神で、下鴨神社と共に賀茂神社と総称され、京都三大祭りの一つ葵祭(賀茂祭)が両社で催されている。
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