「大津祭り」を初めて知人と一緒に出かけて見物した。浜大津駅10時半頃に着き、徒歩約5分の浜通りの国道161線側に各曳山町から曳山が引かれて合流(集結)する様子、中町通りの商店街を引かれる曳山や曳山展示館などをみることが出来た。
昼食後は中央通りにある集結した13基の曳山展示場から祭本部前の観覧席を順々にコンチキチンの囃子と「からくり」を演じながら行く曳山や2基の神輿行列をもみて楽しむことが出来た。朝日新聞の朝刊によると3月に祭りが国の重要無形民俗文化財に指定されたことを記念して、神輿行列が半世紀ぶりに行われたとのこと、そのためかよく分からないが神輿が輝く金色ではなくくすんだ金色だったことがなんとなく理解できた。その後、「天孫神社」に参拝したが、大津であり広大な敷地にこんもりとした森の中に立派な本殿があると思っていたが、意外にこじんまりとした境内の歴史のある神社だった。その境内に祭りのため露店がぎっしりと並び、人出も多く参拝するのにも一苦労した。
この大津祭は、市内の中央部に位置する京町三丁目の天孫(四宮)神社の祭礼で、長浜曳山祭らと並んで湖国三大祭の一つに数えられている。この本祭には13の曳山町から13基の曳山が出され、終日コンチキチンの囃子と見事な「からくり」を演じながら市内を巡行する。いずれも江戸時代に製作された華麗な曳山は、まさに「動く文化財」の様相を呈しているといってよい。からくりは大津祭の特色の一つで、各曳山町や町の辻々約28ヶ所で実演される。五色布の采配棒の合図によって、からくり囃子に替わり、曳山屋台で精緻なからくりが披露される。いずれも曳山の名称にちなんだ所作の巧妙さと発想に富んだものが多く、観る人を楽しませてくれる。 また、からくりと並んで曳山の装飾も祭礼の大きな見所の1つとなっている。装飾の代表的な幕類には、見送幕、胴幕(胴懸)、水引幕などがある。それらは各曳山町が競って豪華なものを誂えたり購入をしたものとのこと。
0 件のコメント:
コメントを投稿