2016年9月18日日曜日

京都「仙洞御所」参観

前から京都の仙洞御所を参観したく、4日前にネットを調べると、この18日(日)11時から4名申し込み可能になっており早速申し込みして出かけた。 自宅を出るときはどしゃ降りであったが、京阪神宮丸太町駅に着いた頃には雨もやみ助かった。10時40分過ぎに着くと当日券の受付が始まっていて20名程並んで手続きをしていた。待合所に行くと自分一人で、いつも40~50名の参観者があるらしいが、予約の11時は以外に少なく、たったの10名。11時から男性ガイドによって12時まで説明しながら庭園を案内してもらった。参観コースの概要は、大宮御所の車寄せ→御常御殿の南庭→北池を一回(六枚橋→紅葉橋)→南池を一回り(八つ橋)→醒花亭→又新亭だった。雨がしとしと降る中で庭園のもみじや木々が青々として、また苔も大変綺麗でさすがに素晴らしい庭園だった。秋は紅葉で特によいだろうから機会があれば、また参観したい。ただ、ネットの申し込みは申し込み人員が少数であり取れそうにない状況のようだ。当日券を朝早く並んで取るしかないと思う。
この仙洞御所とは、退位した天皇(上皇・法皇)の御所。仙洞とは本来仙人の住み処をいう。そこから転じて退位した天皇(上皇・法皇)の御所をいい、さらに転じて上皇・法皇の異称としても使われた。 現在、京都御所の南東に仙洞御所が位置している。これは1627年に後水尾上皇のために造営されたもので、正式名称は桜町殿という。東部には広い池を中心に庭園が広がっている。初め小堀遠州によって築庭されたが、のちに後水尾上皇の意向により大きく改造されている。仙洞御所の建築群は1854年の火災後再建されず、現在では庭園のみが残っており、1867年以降には隣りの御常御殿が残る大宮御所に組みいれられ、皇室の京都における邸宅として整備されて今日に至っている。

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