2年前に「植村牧場」代表の黒瀬礼子さんの講演を聞いて、一度訪れたいと思いながらやっと今回、念願がかなった。この牧場は「般若寺」の真向いにある広さ約1800坪の小さな牧場である。
「植村牧場」代表黒瀬礼子さんの講演の概要を再記述すると、まず「牧村牧場」三代目の姉妹の長女として生まれ、幼少のころから牧場の手伝いしながら育ち、牧場の跡継ぎはイヤだとの思いで大学卒業後大阪の会社に4年ほど就職、三代目の父親(獣医)が病に倒れられ四代目の牧場主になった。元々は初代が病弱だったため「自分の健康のために飲むつもり」で乳牛を飼いはじめたのが「植村牧場」のはじまりで、明治16年創業以来一貫して新鮮な牛乳を届けるため努力してきた。現在は30頭の牛を飼育し、一日1500本の低温殺菌牛乳を奈良一円の一般家庭に届けるほか、奈良ホテルやレストランに宅配。週末には京都や大阪から保冷庫を抱えてやってくる人もいるとのこと。機械化が進む中、手作業で1本1本真心をこめて製品にしているが、ある意味では日本一遅れた牧場かもしれない。また、ここには15名余りの重度の知的障害者を受け入れ同居しながら牧場運営し、その人達が日夜がんばって働いていること。映画化(小さな町の牧童たち)もされ、数多くのドキュメンタリー番組も企画されるなど注目をうけていること。カフェ&レストラン「いちづ」もやっているので、ぜひ遊びに来てほしいこと。など々であった。 上の写真が「植村牧場」の入口で、すぐ右がカフェ&レストラン「いちづ」があり昼食に「オムライス」を注文して食したが、味はまあまあだった。その奥に牛舎(下の写真)1棟あり、30頭の牛が飼育されていたが、建家は相当古い感じだった。牛舎は衛生上立ち入り禁止であるが、それ以外は自由に見られるが、特にこれと言って見るところはないようだった。
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