京都山科の山裾にある「酔芙蓉の寺」として知られるようになった小さなお寺の「大乗寺」へ。今では酔芙蓉が約1300本が本堂を囲むように植えられている。見頃は9月中旬から10月中旬までとのことであったが出かけてみたが、さすがに見頃は一週間過ぎてしまっていた。しかし、まだところどころ綺麗な酔芙蓉が咲いていた。(写真)
芙蓉といえば木芙蓉のことを指し、朝に咲き、夕方には萎んでしまう一日花である。早朝に開花したときには本来の淡紅色、夕方になるにしたがって、その色は次第に濃くなり、そして萎んでいく。 一方、酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になる。酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたといわれている。
芙蓉は、全国各地の庭先や公園など、どこででも目にすることができるが、群生している名所となると寺の境内が多いようである。
一方、酔芙蓉となるとなかなか群生しているところは少なく、千本以上ある本寺(大乗寺)は珍しい存在であるとのこと。
今回、残念ながら見頃が過ぎていたが、また来年は是非訪れたいものだ。
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