2015年10月9日金曜日

朝日新聞社・福島工場


2年前の6月に新しい中之島フェステバルタワーに本社が移転した機会に本社を見学して以来、新印刷工場を見学したいと思いながらやっと今回、実現した。
朝日新聞の印刷は、㈱トッパンメディアプリンテック関西(TMK)という、凸版印刷と朝日新聞社が共同で設立した会社(平成24年6月設立)で行われている。ここでは、朝日新聞の朝・夕刊をはじめ、日刊スポーツなどの協力新聞を大阪市、大阪府北部、奈良県などの地域へ向けて印刷・発送している。朝刊約60万部、夕刊30万部、日刊スポーツ、朝日小学生新聞、日本農業新聞などが印刷されて、朝日新聞を印刷している工場の中では全国最大の規模である。生産設備は 輪転機をはじめとし信頼の高い新鋭設備が導入されている。
工程の流れは、本社からのデータでCTPという製版装置でアルミニウム板にレーザー光線を照射して焼き付けし、輪転機に取り付ける刷版を作る→輪転機に刷版を自動的に取り付ける→自動倉庫に保管されているロール紙(幅1.6m、長さ1.9km、重さ1.3T、直径1.6m、8ページで35,000部印刷可)を輪転機に自動供給→輪転機で印刷され、裁断・折り曲げされる→キャリアという装置で次の工程運ばれ→自動仕分け・梱包→トラック別の自動積み込み・発送という一連の流れ。輪転機は5ラインあり、1ラインあたり1時間で最高で16万部の速度で印刷ができるが、今回は10万部での速度の印刷を見学した。
今回、ロール状に印刷されたものを裁断して折り曲げて1部の新聞に高速で仕上げる自動工程に興味を持った。
今回は住吉区からの見学者19名と工場見学記念版の記念写真を撮る予定が、集合時間より遅れたため1名の記念写真となった。遅れた原因はJR東西線の京橋駅で乗車し、海老江駅で下車したが、この駅が地下で地上に上がったら方向が分からなくなり、道に迷ってしまったため。地上駅であれば方向を間違うことはないが、地下だと完全に方向音痴になってしまった。 今回、午前(我々は午後1時半の見学)に見学者が2万人を超えたとのことで、翌日の朝刊にも掲載された。

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