2017年8月9日水曜日

世界報道写真展2017

ハービスOSAKA地下2階のハービスHALLにて、「世界報道写真展2017」が8日から17日まで行われているので見に出かけた。
この写真展は、毎年世界中の報道カメラマンを対象にオランダで実施される「世界報道写真コンテスト」の受賞作を紹介するもの。
今年は125の国と約5千人近いプロの写真家から、合計8万点の作品が応募され、45人がコンテストでの入賞を果たした。コンテストの部門は全部で8つ(スポットニュース、一般ニュース、スポーツ、現代社会の問題、長期取材、自然、日常生活、人々)で、それぞれの部門で「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれて選ばれた。今回は、各部門の単写真、組み写真の1位から3位までが展示(総62パネル)されていた。
入賞の中から、その年の最も優れた写真1点に対しては「世界報道写真大賞」が贈られた。それは、スポットニュースの部で、トルコの首都アンカラで開かれた写真展の開会式にて、警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺した事件を捉えたものだった。それ以外にもイスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去り、避難民キャンプで過ごさざるを得ない子どもたちの姿の写真、放置された漁具により生命が脅かされるウミガメの写真などなど、普段目にすることのない世界の現状を見ることが出来た。隣のブースでは、昨年と同様に東北大震災の写真が展示されていた。

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