2016年11月7日月曜日

キンシ正宗「堀野記念館」

BS4で毎週日曜日21時から放送されている船越英一郎さんの「京都を極める」(京都の有名神社仏閣、食事処などを紹介する番組)をみているが、今回、キンシ正宗の京仕込み発祥の地、旧堀野本宅の「堀野記念館」が紹介されたので訪問してみた。
その歴史は古く天明元年(1781年)、若狭出身の初代松屋久兵衛がこの地に造り酒屋を創業したことに始まる。 明治13年(1880年)に酒造拠点は伏見に移されたが、屋敷や酒造道具類は当時の様子を伝える文化資産として、今に受け継がれている。この堀野記念館の名はかつて堀野家の本宅であったことに由来している。間口約26m、奥行約30m、広い敷地の南側に位置するのが、切妻造段違桟瓦葺の主屋。切子格子やむしこ窓など、町家らしい造りを観ることができる。記念館の右隣(北側)にある町家麦酒の旨さの源泉は、堀野記念館中庭からコンコンと湧き出る桃の井の名水(下の写真の左下)で造られている。
 キンシ正宗は明治13年(1880年)までは、この桃の井の名水で作られていて、多くの酒蔵が軒を並べていた。が、その後は伏見に移り、現在はキンシ正宗の本社蔵内にある常磐井の水(日本の名水百選にも選ばれた御香宮に湧きでる御香水と同じ水脈)で、 この「自然の恵み」を「命の水」としてキンシ正宗の酒は造られいる。 今回、入館料300円で約200年の町家らしい造りの本宅・庭園(下の写真の上の左右)や酒造道具類の当時の様子を伝える品々などを見物した。 また、桃の井の名水も飲んでみたが、まろやかな感じの水だった。最後に日本酒と地ビール(下の写真の右下)を試飲したが、あまりお酒やビールの味がわからないがなかなかの味だった。

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