上本町の新歌舞伎座で公演の「放浪記」を最終日の前日(8日)に観劇した。今回もアサヒメイト(朝日友の会)の会員価格での観劇で座席は2階の1列右のコーナーだった。
この「放浪記」は、劇作家・菊田一夫により1961年に誕生し、主演の故森光子さんが林芙美子役を「よりよく演じたい」と生涯をかけて磨き上げ、半世紀にわたり感動を届け続けたものである。今回、女優仲間由紀恵さんに受け継がれて挑むもので、すでに東京・日比谷シアタークリエでの公演が終わり、今回大阪の新歌舞伎座、次に名古屋の中日劇場、福岡の博多座と続く。
サイトでの評判をみるといまいちで、意外にも仲間の美貌がその足かせとなっているという。それは実在した女流作家の林芙美子は、お世辞にも美しいとはいえない人として知られている。劇中でも、当時のカフェーで男性客相手に接客する場面で『ブス』と呼ばれたり、夫には浮気され続け、罵声を浴びせられるシーンも多いが、目鼻立ちのはっきりした美しい顔の仲間さんがどんなに地味な着物を着てもちょっと合わない。また、『これまで一度だって人に優しい言葉をかけてもらったことがない』と涙しても、客席から見ていると違和感がありすぎるのではないか、との声もあるらしい。が、それは顔だけの違和感の話であり、演技はそれなりに素晴らしいものだった。まぁ~綺麗な人のほうがよい、あまり綺麗でなかったらそう長くは続かないかもしれないから。これからも続いていくように願う。
今回の見ものは、故森光子さんがでんぐり返りで喜びを表現していた場面を、どう表現するのかという点に注目したが、側転という演出だった。それでもよかったし、場内の声援も多かった。この後、公演中に近鉄百貨店上本町店9階で「女優 森光子展」が開催されていたので見てきた。92歳で亡くなるまでの人生、特に「放浪記」2017回におよぶ写真や直筆の「放浪記」の台詞書き、衣装などが展示されていた。改めて故森光子さんの偉大な生涯を知ることができた。
2 件のコメント:
お久しぶりです。
きららでお世話になっていたK,KIMURAです。
放浪記ですが、実は演出家の北村文典氏は私の大学時代の演劇部の1年後輩です。
昨年会った時に、仲間由紀恵主演でやると言っていました。
私も機会があれば見に行きたいと思っています。
こちらこそご無沙汰です。お元気で頑張っておられるようで何よりです。いつもブログを見ていますよ。「放浪記」の演出家北村文典さんは演劇部の後輩でしたか。新歌舞伎座の公演「放浪記」はよかったですよ。新歌舞伎座にはアサヒメイトの会員価格で、たまに観劇に出掛けています。
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