公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の主催の講演会があり聞きに行った。
講師はコラムニストの勝谷誠彦(かつやまさひこ)氏で、テーマは「世界動乱の中での地域経済」。会場は大阪商工会議所の7Fのホールだった。
講師の勝谷誠彦氏は、文藝春秋社入社し記者として活動され、1996年退社後は、コラムニストや写真家として活躍し、食や旅のエッセイで広く知られている。 現在の活動は、「ダイアモンドZAi」のコラムなど雑誌に多数連載をもち、TV番組「あさパラ!」、「カツヤマサヒコSHOW」(サンテレビ)、「ニュース女子」(MXテレビ)などに出演中である。また、365日無休で毎朝400字詰め原稿用紙で12枚以上を送る有料配信メール『勝谷誠彦の××な日々』は多くの熱狂的読者を持っているとのこと。
今回の講演は全体的にみて雑駁なものであったが、その主な事項は、①中国や韓国の富裕層は自国が安全でないし、将来もわからないので、アメリカなどに資産を移して子弟を留学させている。日本は安全な国であり、そのようなことはない。②大学で能力のある人には、奨学金を出して人を育てることが重要である。③テレビ時代からライブが見直されて、ライブの時代になってきている。④軍事を知って経済を語らないといけない。そのためには、現場に行くことが重要である。⑤世界の垣根がなくなり、何かあるとすぐ影響がでてくる。特に中国の動向は無視できなし、常に見ておくことが重要である。中国は民主主義を経験していないので、中国の歴史をよく読んでも意味がない。⑥日本には情報部門の部署がない。例えば北朝鮮の拉致被害者の現状はどうかの把握すらもできていない。戦前のような情報をつかむ専門部署が必要である。⑦世界を動かすのは、オバマ大統領、習近平主席、プーチン大統領の三人であるが、その中で安倍首相とドイツのメルケル首相の二人の役割は大になっている。⑧領土が狭く地震・津波などで大きな被害がでる原発は反対であると言うと、やめると原発の技術力が低下して蓄積ができなくなると反論される。それなら原子力潜水艦を5~6船作ればよい。 などなどのことを独特の口調で面白く分かりやすい話で、あぁ~という間に1時間半の講演が終わった。
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