

この第69回は「天翔恋白鳥(あまかけるこいのはくちょう)」と題した全8景(第一景・恋白鳥(一)~第四景・恋白鳥、第五景・ご維新150年、第六景・鉄道唱歌、第七景・いろはにほへと、第八景・フィナーレの宮川音頭)が披露された。バレエの名作「白鳥の湖」にヤマトタケルの物語を融合した舞踊劇で、宮川町が得意とするドラマティックで華麗な舞絵巻の舞台となっていた。最後のフィナーレでは、舞芸妓さんが一斉に舞う華やかさは見事で、見応えのあるものだった。
この宮川町は、しっとりとした街並みが美しい、鴨川の東側、四条通から五条通までの花街。江戸時代に出雲阿国の歌舞伎公演が行われ、芝居町や茶屋町として発展し現在に至っている。舞踊は若柳流で、春に「京おどり」、秋に「みずゑ会」の公演が行われている。
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