2017年1月23日月曜日

映画「沈黙-サイレンス-」

昨日(21日)から公開の映画、原作である遠藤周作の名作小説を映画化した「沈黙-サイエンス-」を観に行った。
あらすじは、17世紀、江初期。宣教師フェレイラが日本で棄教(それまで信じていた信仰・キリスト教を捨てること)したと聞き、フェレイラの弟子の若き宣教師ロドリゴとガルペは、日本人キチジローの手引きで、マカオから長崎にたどり着く。幕府による激しいキリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる中、ロドリゴらは隠れキリシタンと呼ばれる人々の存在を知る。やがてキチジローの裏切りで捕らえられたロドリゴは、長崎奉行から棄教を迫られる。激しい拷問を受ける信者たちを救うために棄教するべきか、それとも信仰を守り抜き殉教するべきか。ロドリゴは決断を迫られるが…。残酷すぎる現実の前で、ロドリゴは「神よ、あなたはなぜ何も答えないのですか」と問い、身をさくような葛藤のはてに踏み絵についに足をおいてしまう。そして岡本三右衛門という名と妻を与えられ、江戸のキリシタン屋敷に押し込められる。そして、最後を迎えるがその葬儀は仏式で監視の下で行われる。(以上があらすじ)
キリシタン弾圧下で、ポルトガル人宣教師が体験する苦悩を描く人間ドラマである。ハリウッドの俳優たちの熱演も見事だったが、日本人キャストの存在感、演技力もよかった。信者や神父に対して、温泉の元湯を掛ける、十字架に張り付け荒海にさらす、逆さつりなど幾多のむごい拷問をするシーンは凄かった。何故、江戸幕府が異教を禁じて、このような拷問をしたのであろうか?と考えさせられた。
<YouTubeの本予告編>

0 件のコメント: