2012年9月14日金曜日

高知県の森精機器㈱を訪問

須崎工場全景
S31年卒で大先輩の森脇 祐幸様が昭和57年11月に創業され、代表取締役社長をされている 高知県森精機器株式会社の3工場の1つ須崎工場(従業員22名)を訪問した。「工学部学友会」の会社訪問活動の一環として、今年2社目で12回目の会社訪問となった。この会社は特徴あるPCストランド用緊張金具の製造と金属切削加工を両輪に、地元に密着し堅実な経営を通じ、自然の美しい山間地で人材の雇用・育成に素晴らしい成果を上げられている企業。売上13億円(2011年度)、従業員65名の中堅会社で収益が18%もある優良企業。今回、参加者は「工学部学友会」11名、滋賀県立大学の教授1名の12名。森脇社長の案内でPCストランド用緊張金具及び単品部品の製造工程を見学した。 
森脇社長は大学を卒業後滋賀県内の測定機器メーカーに就職、その分野で専門書の執筆、JISづくりにかかわるなどされ、30歳過ぎには事業部長を務められた。請われて義父の経営する測定器会社に移り、専務として会社を切り盛りし順風満帆だった昭和40年代半ばに旧吾北村の村議員が滋賀を訪れ、当時の高知県知事からの話として高知でやってみないかと、誘致をされた。そして共同出資の精密加工会社を設立したが地元株主と意見が合わず、苦い経験をされて手を引かれた。その後、自分の手で事業を立ち上げたいと周囲からは反対されたが標高約600m、山並みの頂上が間近に迫り、段々畑と民家に囲まれた実家近くに仮設プレハブを中古で買って、中古の工作機7台をブロックの上に据え付け、地元のおばちゃん5人程を雇い、金属加工を一から教えてスタート。そして、幾多の困難もあったが、地域の市民の人に喜ばれて、今日の中堅優良企業として成長、高知県内工業会で重要な役割もされるようになった。 
今回、森脇社長の「金属加工は難しそうでも単純作業の組み合わせ。やる気があれば素人でもできる」「必要なのは情熱、情熱を持ってやればいいものができる。いいものを作れば東京からでも注文が来る。」という話などに多くを学び感動を受けた。

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