2016年5月15日日曜日

京都葵祭

昨年は下鴨神社で見物したが、今年は丸太町通りで京都御苑をバックに約500人の行列を見物し写真を撮って楽しんだ。
この葵祭は、古墳時代後期の欽明天皇(540 ~571年)のき、凶作に見舞われ飢餓疫病が流行したため、天皇が勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされている。上賀茂、下鴨両神社の例祭で、祇園祭、時代祭とともに京都の三大祭に数えられている。
現在、葵祭の主役は「斎王代」だが、この斎王代が主役となっての葵祭の歴史は、それほど古いものではなく、1953年(昭和28)年に祭の復活後、1956年(S31)になってから斎王代を中心にした女人列を加えて今日に至っている。 斎王代とは、その名称が示すとおり、斎王に代わるもの。斎王の代理なのである。斎王は「いつきのひめみこ」ともいい、「斎」は「潔斎して神に仕えること」をいう。斎王はかつて伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王、女王のことなのである。
斎王代は民間の未婚の女性が選ばれることになっていて、今年は第61代斎王代に、京都市山科区の会社員西村和香(わか)さん(26)が選ばれた。母和美さん(53)も1980年に第25代斎王代を務めており、親子2代で都大路を彩るヒロインを担う。親子の斎王代は5組目。 母の和美さんは3姉妹で、2人の妹も84年(29代)と90年(35代)に斎王代を務めた『斎王代一家』。 和香さんには妹さんがいて5人目になる可能性もあるという。和香さんは、江戸時代前期から続く京漆器の老舗「象彦」社長の父毅(つよし)さん(55)と和美さんの長女。京都ノートルダム女子大卒。現在は同社で広報担当として勤務する。学芸員資格を持ち、趣味は美術館巡り。(以上朝日新聞の記事から抜粋) 

0 件のコメント: