ここの庭園は、天龍寺や西芳寺(苔寺)の庭の作者として有名な夢窓国師が等持院開創当時に構築されたもので、三大名園の1つとのこと。芙蓉の花を形どった池があり芙蓉池と称されていて、衣笠山を借景にした池泉回遊式で、南の方丈、西の書院、北の茶室・清漣亭(せいれんてい)の3つの建物に囲まれている。 多くの樹木、草が植えられ、春には樹齢400年の有楽椿やサツキ、夏にはサルスベリ、秋には芙蓉、紅葉など四季折々楽しむことができるという。今回はサツキが満開で見頃であったし、池の周りにはいろいろな花が咲いて綺麗な庭園だった(*゚▽゚*)
この「等持院」は、暦応4年(1341年)、足利尊氏将軍が、天龍寺の夢窓国師に依頼して、衣笠山の南麗に創建された臨済宗の寺。義光・義正両将軍たちが、全力を尽くして立派にし、禅宗十刹の筆頭寺院であり、更に、尊氏・善詮将軍当時の幕府の地の近くにあった等持寺も移され、足利将軍家の菩提所になっている。応仁の乱の戦乱などに見舞われたが、豊太閤も秀頼に立て直させたほど、この寺を重んじたとのこと。足利15代、230余年の歴史の貴重な文化財が保存されている。
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