2016年12月30日金曜日

レトロな日野駅舎

 近江鉄道日野駅は1916年に建てられ(初代の駅は1900年、現駅が1916年で二代目)、今年で100年を迎え、現存する木造駅で100年を越える数少ない駅のひとつ。その味わい深いレトロな駅は、映画のロケやテレビ放映でも多く使われ、住民と鉄道ファンからこよなく愛されているという。しかし、長い年月によって老朽化がすすみ、このままいけば簡単な駅に建て替えが余儀なくされ、なつかしさや愛着のある駅が消えてしまうため、まちのシンボルである駅の存続に危機感を抱いた日野町と地元住民が、寄付金を募る「近江鉄道日野駅再生プロジェクト」を立ち上げ、近江鉄道に協力を呼びかけて、再生修復工事をおこない、今の姿を100年先の後世に残そうというもの。今の駅舎を今のままの姿に再生する工法となり、具体的には昭和49年の日野駅の写真をモデルにするという。工事の完了予定日は平成29年9月頃で、約4千万円の目標で寄付金の募集が今月から始まった。
本日、改めて駅舎やホームの待合などを見ると昔々彦根に通学していた当時から約50数年殆ど変わっていなくて、あっちやこっちに相当な傷みもあり老朽化が進み、何かみすぼらしい状態になっている。この駅から通勤・通学や多くの中学・高校卒業後、関東や関西の企業に就職した出発駅でもあり、また帰省時の玄関口でもあり懐かしい。今は車であるため利用することは殆どないが、懐かしい駅舎として残して欲しいと、この日野駅再生プロジェクトに参加(寄付)することにした。

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