仁和寺の御室桜が満開とのことで、写真を取りに出かけた。
御室桜は染井吉野より1週間から10日遅い里桜(品種はほとんどが有明で、他に車返しなど十種類)で、丈が低いのが特質で、樹高は3m前後である。大正13年天然記念物法により、名勝に指定された。現在の御室桜は1696年の伽藍再建の折りに植えられたもので約200本ある。
2年前の17日に撮りに行ったことあるが、その時は1週間ほど遅かった。今回、ほとんど満開で散り始めていたが綺麗だった。少し雨がぱらつくあいにくの天気だったが、多くの観光客で賑わっていた。
仁和寺の歴史は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まる。
しかし翌年、光孝天皇は志半ばにして崩御されたため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成。寺号も元号から仁和寺となった。慶応3年(1867年)、第30世 純仁法親王が還俗したことにより皇室出身者が門跡となる宮門跡の歴史を終える。また、明治20年(1887年)には御殿の焼失があったが、大正時代に再建。昭和時代に入ると、仁和寺は真言宗御室派の総本山となり、近年では平成6年(1994年)に古都京都の文化財の1つとしてユネスコの「世界遺産」に登録され、新たな歴史を刻んでいる。 (仁和寺のサイトから抜粋)
写真は「御室桜」から五重塔を望む。
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