2021年3月6日土曜日

長徳寺のオカメ桜

昨年、見に行きたかった長徳寺の「オカメ桜」が、満開に近いとの情報があり出かけてみた。京阪出町柳駅を出るとタクシー乗り場のそばに長徳寺があり、その山門脇にあでやかなピンク色をした「オカメ桜」(5~6本)がある。3月初旬~中旬、京都市中のさくらの便りがまだほとんど無い時期に満開になるので大変人気がある。
長徳寺は浄土宗の寺院で、江戸時代初めの慶長10年(1605年)、当初は裏寺町(中京区)に創建されたが、寛文12年(1672年)に現在地に移転。「オカメ桜」は、カンヒザクラとマメザクラの交配種であり、イギリスの桜研究家イングラムにより1947年に作出された品種、名前はお亀、阿亀(おかめ)に由来する。花弁は小さく下向きに咲くさくら。この長徳寺のオカメ桜は、1993年に植えられたもので、京都に春の到来を告げる桜として有名である。

0 件のコメント: