2020年5月24日日曜日

禅寺・円福寺

緊急事態宣言も解除されて外出自粛も緩んで人の動きも多くなってきた。その中で運動を兼ねて自転車で「松花堂」の庭園をみて、禅宗の円福寺に立ち寄って来た。約2時間のサイクリング(運動)をした。
この円福寺は、京都府八幡市にあり、大阪府枚方市にまたがって三万坪を数える敷地。山門・本堂・庫裡・禅堂・有栖川宮旧御殿等多くの建物が甍を連ね、洛南の一大道場として雲水(修行僧)衆が日夜坐禅托鉢等に精進している禅寺。
この円福寺では、年末に約15メートルのイチョウの大木2本に修行僧がはしごをかけて登り、束にしたダイコンをロープで引き上げ、枝にかける行事が行われる。このダイコンは修行僧らが托鉢して歩き、農家などから集めた約1200本。冬の冷気に1月中旬ごろまでさらし、漬けものにする。修行僧の毎日の食事のほか、年2回の「万人講」で振る舞われるという。特に変わった年度行事ではないが、イチョウの大木にかけて干すのはちょっと面白いし、変わった風景で新聞やTVでも報道される。また、京セラ創業者稲盛和夫さんがこの臨済宗妙心寺派円福寺で、西片擔雪(たんせつ)さんというご老師の導きで、得度をされ仏門に入られたことでも名が知れている。

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