2016年7月31日日曜日

映画「ターザン」

昨日公開された映画「ターザン」をみに。あらすじは、19世紀終わりの植民地主義が息づく世界を舞台にしている。列強によるアフリカ分割を決めたベルリン会議によってコンゴはベルギーと英国によって分割されるが、ベルギーはコンゴの資源開発を進め、探検家で象牙商人でもあったレオン・ロム(クリストフ・ヴォルツ)をジャングルの奥地に送り、ダイヤモンドやオパールの発掘を目指す。レオン・ロムの一行は豊富な鉱山を発見するも地元部族に襲われてしまう。ジャングルの奥地に住むその部族は、レオン・ロムが鉱山を得る代わりに、過去に因縁のある一人の男を差し出すよう交換条件を出す。その男の名前はジョン・クレイトン3世、別名ターザン。数奇な運命に翻弄されジャングルでゴリラに育てられた経験を持つターザンも今では故郷のイギリスに戻り、貴族だった亡き父の跡を継いで妻ジェーンと何不自由のない暮らしを営んでいた。そこにアメリカからの使者・ウィリアムズがやってくる。ベルギーがコンゴで違法な奴隷貿易に関わっているという噂の真相を調査すべく、ウィリアムズはコンゴのジャングルを知り尽くしたターザンに同行を願う。そしてターザンをジャングルで発見し運命の恋に落ちた妻ジェーンもコンゴに赴くことになるが、それは全てレオン・ロムが誘き寄せる策略だった。
コンゴに赴くと故郷は侵略され、ターザンは捕らえられるが何とか逃げきるが、ジェーンはさらわれてしまう。 愛する妻と故郷を救うため、己の野生を呼び覚まし、持てるすべてを投げうち、戦ってすべてを取り戻すというもの。
コンゴの奥地に連行されるジェーンを追うターザンを演じたアレクサンダー・スカルスガルドの鍛え抜かれた肉体や、ゴリラとのガチンコ対決、そしてラストでのゴリラたちによるサバンナ追い込み漁などスケールの大きな展開が見どころであった。2時間を切る大作映画としてはアクションあり、ロマンスあり、動物(ゴリラ、ダチョウ、ワニ、像など)ありで細部も丁寧に仕上がっているし、大スクリーンで映える作品でもあった。

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