2014年4月25日金曜日

「天王寺七坂」散策

朝日新聞夕刊(4月23日)に「天王寺七坂」が掲載された機会に、一度訪れたいと思っていたので出かけた。上町台地上の「生玉寺町」と、西のふもとに広がる「下寺町」、数十軒の寺が集まる二つの町がいくつもの坂道で結ばれている。その中の真言坂、源聖寺坂、口縄坂、愛染坂、清水坂、天神坂、逢坂を「天王寺七坂」と呼ばれて親しまれてきた。
今回、地下鉄谷町九丁目で下車して、まず「真言坂」⇒<生玉魂神社参拝>⇒「源聖寺坂」⇒<愛染堂・大江神社参拝>⇒「口縄坂」⇒「愛染坂」⇒「清水坂」⇒「天神坂」⇒「逢坂」、最後<一心寺参拝>の約2時間弱の散策、いい運動になった。!(^^)! 
この七坂を散策すると、それぞれに違った表情が楽しめた。マンションに囲まれ石畳の「真言坂」、大きくカーブした石段が特徴的な源聖寺坂、口縄坂の上の付近で育ったという作家・織田作之助の小説「木の都」の石碑があった。「大阪は木のない都だといわれているが、しかし、幼少の記憶は不思議に木と結びついている」と織田が書いており、この周辺には,緑が多い。それは寺社の森と建物を建てにくい台地西側の急斜面に帯状に雑木林が残されたからだ。長い石段が続く清水坂に対して天神坂はゆるやかな傾斜の坂。どの坂も特徴があり大阪の古い町並み風情が楽しめた。ここでは、特に美しいのは坂の上から眺める夕日だが、今回は昼間だったので、次はぜひ夕日を見て写真でも撮りたい~~(^^♪

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