2014年1月23日木曜日

神戸市立博物館「ターナー展」へ

神戸市立博物館で英国最高の風景画家「ターナー展」(11日~4月6日)が開催されているで出かけた。 ターナー(1775~1851年)は、生涯一貫して風景表現の可能性を探究し続けた、英国ロマン主義を代表する画家。 理容師の子として生まれ幼いころから絵を描き始めたという天才、早くから画家を志し、弱冠26歳で当時の英国美術界の最高権威であったロイヤル・アカデミーの正会員となった。信念を貫く寡黙な人柄で知られ、終生画家に専念したと伝えられている。 今回の展示は、「絵になる英国」を探して、「海洋国家」の精神を誇る、イタリヤに魅せられて、光と大気を描く、大自然への畏怖をかたちに、の5分野をテーマに112点が展示されていた。 どれもこれも素晴らしい絵画で、特に「チァルド・ハロルドの巡礼ーイタリヤ(1832年、写真の左の看板絵)、「ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」(1808年、写真の右の看板絵)、「ヴェネツィア、嘆きの橋」(1840年)など大変気に入ったものだった。

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