2017年5月15日月曜日

京都八瀬大原「瑠璃光院」

2年程前から行ってみたい~と思っていた京都八瀬大原「瑠璃光院」を訪れた。ここは年2回、新緑の美しい春と紅葉の鮮やかな秋に特別公開されていて、今回4月15日から6月15日の2ヶ月間特別公開されている。
ここは叡山電鉄、八瀬比叡山口駅より高野川の吊り橋を渡り清流に沿って歩くと山門が…。受付で拝観料2000円(ルイ・イカール美術館含むが結構高い?)を支払い、ゆっくりと登る参道の傾斜地に植えられた数十種のカエデの新緑が眩しい。玄関前には小さな浅瀬の池にゆったりと錦鯉が泳いで心を和まさせる。書院の玄関を入ると、まず2階に案内されて「瑠璃の庭」のカエデやそれが和机・廊下に映る新緑を味合うことが出来る。1階に降りて格調高い書院の「瑠璃の庭」をゆったりとして心穏やかに眺める。次は本堂で参拝してから「臥龍(がりょう)の庭」へ、数十種の苔のじゅうたんをぬって一条のせせらぎが清らかに流れるもので天にかけのぼる龍を水と石で表した池泉庭園である。眺める人の心を解放し、昇運の兆しをもたらすということとのこと。また、三条実美公命名の由緒ある茶室、日本式蒸し風呂の原型「八瀬のかま風呂」も見学した。拝観料は高いが見る価値は十分あるかなぁ~と思う。 秋はもっと素晴らしい紅葉がみられると思われるので再訪したい。
ここは本願寺歴代門跡もしばしば訪れたと記録に著され、明治の元勲三条実美公は、当時の庵に「喜鶴亭」と名付けて直筆の命名額を下されている (瑠璃光院に現存) その後、大正末から昭和の初めにかけて、一万二千坪の敷地に延二四〇坪に及ぶ数奇屋造りに大改築するとともに、自然を借景とした名庭を造営。日本情緒あふれる名建築・名庭として多くの人々に親しまれ、囲碁本因坊位の対戦場となったことなどでも知られている。

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