2008年7月5日土曜日

京都廬山寺の桔梗

京都上京区、御所の東側にある廬山寺(京阪出町柳より徒歩約10分)に出かけた。ここは源氏物語の舞台で、日本人で唯一人「世界の五大偉人」に選出され、フランスのユネスコ本部に登録された世界最古の偉人並文豪紫式部が、「平安京東郊の中河の地」すなわち現在の廬山寺の境内(全域)に住んでいたところである。それは紫式部の曽祖父、権中納言藤原兼輔(堤中納言)が建てた邸宅(堤第)であり、この邸宅で育ち、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産み、長元四年(西暦1031年)五十九歳ほどで死去したといわれている。紫式部は藤原香子と呼び、「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんどこの地で執筆されたとのこと。そのため、世界文学史上屈指の史跡、世界文学発祥の地とも言われているそうだ。
ここにある「源氏庭」は、平安朝の庭園の「感」を表現したもので、白砂と苔の庭である。源氏物語に出てくる朝顔の花は今の桔梗のことであり、その桔梗がこの庭に植えられ綺麗に静かに咲き誇っていた。 桔梗の写真は「eizouの部屋」のトップページに掲載中。

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