2018年3月12日月曜日

映画「北の桜守」鑑賞

日本を代表する大女優の一人、吉永小百合の120作目となる映画出演作『北の桜守』が10日より公開されたが、2日遅れて鑑賞してきた。この映画は『北の零年』『北のカナリアたち』に続く「北の三部作」でラストを飾る作品との位置づけられて制作されたもの。物語の時は、太平洋戦争の戦時下から戦後。北海道を舞台に過酷な自然と時代の荒波を懸命に生き抜いた親子の30年を描くヒューマンドラマである。
あらすじは「太平洋戦争末期をむかえた1945年。当時、日本の領土だった樺太で暮らしていた一組の家族。ソ連軍が突然侵攻してきたことにより、追われるように江蓮てつ(吉永小百合)と息子2人は、北海道の網走に命からがら辿り着く。てつは、厳しい自然環境や飢えに苦しむ貧困と懸命に戦いながら、息子2人を立派に育て上げる。そして、ときは過ぎて1971年。アメリカでビジネスに成功した次男の修二郎(堺 雅人)が、15年ぶりに網走の地を訪れると……。兄の姿はなく、老いた母だけが、いまだ帰らぬ夫を待ち続けながらつつまし過ぎるほどの日々を送っていた。が、戦争のPTSD(心的外傷後ストレス障害)で変わってしまった母のてつだった。そんな母を見て修二郎は家族として一緒に暮らすことを決意する。しかし、立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと、てつは一人網走に戻ろうとする。母に寄り添いたいと願う修二郎は、二人で北海道の各地を巡り、共に過ごした記憶を拾い集めるように旅を始める。」
北の三部作の『北の零年』『北のカナリアたち』も見たことがあるが、どれもさすがにすばらしいものだった。
 

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