2016年12月29日木曜日

禅寺・円福寺

京都府八幡市、大阪府枚方市にまたがって三万坪を数える敷地にある禅寺・円福寺は、山門・本堂・庫裡・禅堂・有栖川宮旧御殿等多くの建物が甍を連ね、洛南の一大道場として雲水(修行僧)衆が日夜坐禅托鉢等に精進している禅寺。その禅寺・円福寺で12月18日に高さ約15メートルのイチョウの大木2本に修行僧がはしごをかけて登り、束にしたダイコンをロープで引き上げ、枝にかけた行事が行われた。このダイコンは修行僧らが托鉢して歩き、農家などから集めた約1200本。冬の冷気に1月中旬ごろまでさらし、漬けものに。修行僧の毎日の食事のほか、年2回の「万人講」で振る舞われるという。特に変わった年度行事ではないが、イチョウの大木にかけて干すのはちょっと面白いし、変わった風景で新聞でも報道された。
ここ円福寺は1783年3月に臨済宗最初の専門道場(江湖道場)として建立された。
 京セラ創業者稲盛和夫さんがこの臨済宗妙心寺派の円福寺で、西片擔雪(たんせつ)さんというご老師の導きで、得度をされ仏門に入られたことでも名が知れている。

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