2016年11月17日木曜日

奈良市写真美術館

「志賀直哉」の旧居からすぐ近くにある入江泰吉記念「奈良市写真美術館」で、春日大社第60次式造替記念として、3日から故入江泰吉氏の「春日大社とおん祭」展と同時開催として「春日山原始林」展があり鑑賞した。入江泰吉氏が長年撮り続けてきた春日大社の風景と伝統行事「春日若宮おん祭」を中心にした写真が展示されて、1950年頃の「おん祭の露店」の風景、「春日大社の参道秋陽」など春日大社の四季写真を楽しんだ。
入江泰吉記念「奈良市写真美術館」は、写真家・入江泰吉の全作品を収蔵・保存するとともに、随時テーマを替えて企画展を開催し入江作品を公開している。
故入江泰吉氏(1905ー1992) 昭和時代の写真家。明治38年(1905)11月5日に奈良に生まれ。昭和6年大阪で写真店を開業。昭和16年日本写真美術展に「文楽」を出品し文部大臣賞。昭和20年故郷奈良にもどり大和路の風景、仏像などを撮影し、平明で抒情的な作品で人気写真家となる。「古色大和路」「万葉大和路」「花大和」で51年菊池寛賞受賞。平成4年1月16日死去(86歳)。 県庁東側に入江泰吉旧居があり、公開されている。

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