2014年12月2日火曜日

蓮池 薫さんの講演

10月と11月の2カ月間、体調不良に伴い長期休止していたブログを、また12月からボチボチと再開します。 [^ェ^] よろしく!
12月2日、枚方市では12月4日~10日「人権週間」、また12月10日~16日の一週間を「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」として位置づけられ、今回、蓮池薫さんを講師に招き、『夢と絆』-「北」での24年間、そして“今”-と題しての講演が枚方市民会館であり聴きに出かけた。 会場は超満員で約25分前に入ると2階席の最後列しか空いていない状態だった。約1時間半の講演で、海岸で拉致された当時の様子、船で北朝鮮に連れて行かれた様子、招待所での諸々のこと、結婚の経緯、小泉訪朝の前後のこと、日本に帰国した時のこと、家族のことなどなど詳しく話された。以前、出版された書籍も読んだことがあるが、実体験としての話は胸に迫るものがあった。今、解決に向けての動きがあるなかで、北朝鮮の最終の目的はお金を得ることであるが、そのお金で核開発に注ぎ込まれる恐れが十分にあり、アメリカをはじめとして他国も許さないだろうし、そう簡単に解決できるものではない。拉致された人のことを思い言い尽くせない胸のうちを語られた。あとは日本の世論のより一層の高まりが重要であると…。 今後どうなるのであろうか? 北朝鮮の崩壊を待つしかないのだろうか? 拉致被害者家族の方、拉致された人の思いを改めて強く感じた次第。
蓮池さんは、1957年新潟県の生まれで、中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされた。帰国後、新潟産業大学で専任講師として勤務するかたわら、中央大学に復学。現在は、新潟産業大学経済学部准教授。著書に「夢うばわれても拉致と人生」「拉致と決断」などがあり、また、2009年出版された「半島へ、ふたたび」は25万部を超えるバストセラーとなり、この作品で新潮文芸振興会主催の新潮ドキュメント賞を受賞された。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

体調もよくなられて久しぶりのブログ再開、おめでとう!! 身体には十分に気をつけて、ボチボチでも続けてくださいネ。楽しみにしてまぁ~す。