2013年2月7日木曜日

「ひらかた健康のつどい」に参加

ラポールひらかた4Fの大会議室にて枚方保健センター主催の推進イベント「ひらかた健康のつどい」が行われ参加。第一部は保健センターで実施の3つのチャレンジ(1)「朝昼夜、野菜を食べよう」、2)「1日5皿、野菜料理を食べよう」、3)「目指せ日本橋!東海道五十七次を歩こう」)を所定の期間達成した人の表彰式、第二部は「アンチエイジング実践法」と題して医療法人「敬節会クリニック」の高田達良先生による講演があった。その概要は次の通り。
アンチエイジング(健康長寿)を実現するには、1)メタボなどは若いうちから「カロリー制限」で克服する。2)緑黄色野菜などなどストレスを緩和する。「抗酸化作用」のある食品を摂取する。3)禁煙し掃除屋歩くことなど「身体活動や運動」をする。4)「げんき」でいること、どんなときでも「ごきげんを選択する」の4つのことが最も大切であることが科学的にも証明されている。 「ごきげん」とは、明るく、陽気で、「脳がリラックスしていて、自由な発想ができる状態」のこと。
Happy People Live Longer という論文が2011年に有名な科学誌サイエンスの総説を華々しく飾り、「ご機嫌で幸せな人は、そうでない人に比べて、寿命が約10年長い」ことなどが明らかになった。食事や運動などの生活習慣が同じでも「楽しい」「うれしい」「幸せ」などポジティブな意識の多い人は、「寂しい」「哀しい」「辛い」などネガティブな人よりも寿命が長く、健康状態も良好で、心筋梗塞、脳卒中になりにくく、さらに幸せな人には喫煙者が少なく、高血圧、高血糖になりにくく、カゼなどの感染にもかかりにくく、身体と脳の老化もしにくいこともわかってきた。
日本では「老後」という言葉には不安や心細さ、寂しさ、侘(わび)しさなどがついてまわり、ネガティブで厭世(えんせい)的な見方が勝る傾向があるが、アメリカではリタイヤ後は人生を目一杯楽しもうという思いを温めながら、その夢に向かって働いている。そのため健康寿命が高い。
老後を積極的に楽しんでいる人がいれば、退屈し、うつうつと過ごしている人がいて、楽しい老後とわびしい老後の差は益々開いている。その二つを分けるのは、生活条件や環境、持病の多さよりも、考え方やモノのとらえ方など心の生活習慣の違いのようである。
老後は「のんびり暮らす」「遊んで暮らす」というのは案外楽しくなく、人間はいくつになっても目的を持ち、意志的に生きることを心地よいと感じる生き物なので、「のんびり」だけでは気力を失ったり、張りが持てません。「ささやかな喜び」を大切にし、「家族との団らん」「子供や孫の、あるいは職場の若いスタッフの成長」などを楽しみにし、臆することなく若い方に人生観を伝えて、「アンチエイジングよりも老い光り」「生きているだけで丸儲け」とノーテンキに開き直りも必要である。
日本は世界に類を見ない急速な「少子高齢化」に向かっている。今後年金をあてにすることは難しく、若い人たちに医療費負担をこれ以上増やさないようにするためには、病気になってから治すのではなく、精神的なシフトチェンジを図り、病気にならないように予防することを「自己責任」として課すべきではないか。( 医療法人「敬節会クリニック」のサイト及び高田達良先生の資料から抜粋)
現在(2010年)、男性(女性)の健康寿命年齢は70.42歳(73.62歳)、平均寿命が79.55歳(86.30歳)で、その差9.13年(12.68年)は、心身ともに自立できず、不健康な時期である。この差をいかに縮めるかの努力が必要である。それには今、最も欠けていると思う「楽しい」「うれしい」「幸せ」などポジティブな意識をより深めて、どんなときでも「ごきげん」に努めよう!(,,゚Д゚) ガンガレ!

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