2012年11月1日木曜日

やわた流れ橋(上津屋)橋へ

津川に架かる八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋の通称・ながれ橋。昨年に引き続き非常に強い台風17号(9月30日)の影響で橋が流されたとの知人のブログで知り見に出かけた。ほんまに流れている!!(@_@;) このような橋をみたのは初めてだ。
この橋は、全長約356.5mあり現存する最長級の木橋で、昭和26年に架けられた。当時永久橋を架ける予算がなく、かといって普通の木造橋では増水の度に流されてしまう。そこで水の流れに逆らわない構造の橋が架けられた。つまり、木津川が増水して橋板まで水に浸かると橋板が自然に浮かび、八つに分割してワイヤーで繋がれた橋板が吹き流しのように流れる「流れ橋」。水が引けばワイヤーを引っ張り橋板をたぐり寄せ元にもどすというもの。だが、大変な作業で費用もすごくかかるなぁ~。

昭和26年に架けられて流されたのは、昭和28年8月の1回から今回で19回とのこと、橋脚のごみなどの撤去作業は終わっていたが無残な姿! 昨年の流出時には、橋脚にものすごく被害が出たが、今回の流出では橋脚に被害はなかったようで、案外早く修復出来るのではとのこと。(交流プラザ「四季菜館」のブログに掲載あり) この付近一帯は木津川の砂地の河原が広がり、コンクリート護岸や電柱もなく、橋をバックに時代劇のロケーション等に利用されることで有名。四季菜館にその主な撮影記録が掲示されていたが、平成17年までの記録をざあ~と数えと500回弱と凄い。最近、時代劇がすたれてきているが、まだまだいろいろな小規模の撮影も行われているらしい。

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