2011年12月4日日曜日

第29回「サントリー1万人の第九」

「1万人の第九」に参加のメンバーと記念写真
第29回「サントリー1万人の第九」演奏会に参加(11回目)。東日本大震災の被災地と阪神大震災を経験した関西を映像でつなぎ、大阪城ホールを主会場に初めて仙台市青葉区の宮城学院女子大にも会場が設置され、宮城、岩手、福島県から約200人が合唱団として参加。演奏会の概要は、第1部のオープニングとして、スーパーキッズ・オーケストラによるバッハ「G線上のアリア」の演奏のもと、福島在住の詩人・和田亮一氏が、現在の南三陸の防災避難ビルの前で『高台へ』を朗読された。迫りくる津波の恐怖の中で、最後までみんなに高台へ避難する様に必死に放送を続けた女性(役場に勤めていたある女性)、そして帰らぬ人になったことを書いた詩『高台へ』(高台へ非難してください!、高台へ非難してください!)である。この朗読で指揮する佐渡さんの目にも涙が滲んでいたし、小生も目頭が熱くなった。 朗読が終わり全員で1分間の黙祷をささげた。
大震災が起き、佐渡さんから是非とももう一度「LOVE STORY」「Jupiter」を歌ってほしいと昨年に引き続き平原綾香さんをゲストに迎え、まず『おひさま~大切なあなたへ』、『LOVE STORY 交響曲第9番第3楽章』、『Jupiter』を指揮は佐渡裕さん、演奏は1万人オーケストラで、『Jupiter』の合唱には1万人の第九合唱団も加わり素晴らしい歌声がホールに響きわたった。
第2部は佐渡さんの指揮のもとに「第九」、「故郷(ふるさと)」を演奏し約1万人が大合唱。仙台会場の参加者もその中継映像を見て声を合わせて歌っていた。今回のソリストは、横山恵子・手嶋眞佐子・西村 悟・甲斐栄次郎氏、最後に「蛍の光」を全員で合唱しすべて終わった。今年は特別に感動する第九で、心に残るものだった。
座席は7年間アリーナ席であったが、今年はスタンドのF4列16番(バスの右端の方)だった。アリーナ席のパイプ椅子と違って、座り心地も間隔もあり席への出入りもできやすくてよかった。テレビに映ることはない位置だが、スタンド席もよいものだ。
第九を歌って12年、36回目の参加で、あと18日の「ひろしま第九2011」(37回目)を残すのみとなった。 写真は「1万人の第九」に参加のメンバーとの記念写真。

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