2011年11月1日火曜日

尺八・流祖中尾都山邸跡へ

流祖中尾都山邸跡(伊加賀からここに新築したらしい)
先日、都山流尺八演奏を聴きに行ってから、流祖中尾都山が枚方出身であることを思い出し、ホームページで調べてみるとその邸跡が現存することが分かり見に行ってきた。
枚方市駅から徒歩約5分の岡東町(野村証券前の道を西に約50m入った市営岡東自動車駐車場前)に当時の各地の幹部会より寄贈された鳥居、灯籠、狛犬、玉垣等のある流祖都山邸跡(約60坪)があった。
ホームページによると流祖中尾都山は、1876年(明治9年)10月5日、大阪府茨田群伊加賀村(現枚方市伊加賀)で、父中尾治郎平、母み津の次男として誕生、本名は中尾琳三。1894年(明治27年)17歳で虚無僧行脚、1896年(明治29年)20歳で大阪・天満此花町にて都山流尺八指南の看板を掲げて創始、それまで口伝のみで伝えられていた地歌、箏曲、その他を楽譜におこし1903年(明治36年)26歳には独立した尺八の本曲を作曲発表した。1915年(大正4年)~1916年(大正5年)38~39歳でロシア・朝鮮満州への演奏旅行、1922年(大正11年)45歳で本部を東京に移転、1945年(昭和20年)68歳で東京より枚方に転居、1949年(昭和24年)72歳で枚方から京都北区紫野へ転居、1956年(昭和31年)享年80歳で逝去。
寄贈された鳥居、灯籠、狛犬、玉垣等のある流祖都山邸跡前は車や人の往来が多いが、静かにたたずんでいると、その当時の華やかな栄光の面影が浮かんでくるようだった。この邸内には鍵がかかっていているので入ることが出来ない。ここの管理・所有者は都山流四代目か、新都山流三代目かのどちらであろうか?

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