2010年9月5日日曜日

「オカンの嫁入り」を観賞

4日に公開された「オカンの嫁入り」を観に行った。先日知人よりインターネットで「オカンの嫁入り」の予告映画を観ていると京阪牧野駅が映っているという情報をメールで貰った。早速、公式のサイトやブログなどをみると、今年の1月30日、31日に京阪電車の牧野駅構内と周辺でロケが行われたとのことが分かった。スタッフが「人が少なくて静かな駅」として選んだのが、この牧野駅だったそうだが、撮影が進むにつれて、どこからか人が集まり、人・人・人・・・でホームから落ちそうになった人もいたとか。そのためロケを見るための入場券が過去の最高の売り上げになったとか。幸いケガはなかったようであるが、京阪への苦情も多かったとかで、大分混乱したようだ。
ず~っと母ひとり、子ひとりで生きてきた母娘を演じるのは、娘月子役の宮崎あおいと母親陽子役の大竹しのぶ。共に幅広い世代から支持され、日本映画界のトップを走る女優二人がついに本作で初共演。さらに話題作への出演が続く桐谷健太、今や日本映画界に欠かせない名優・國村隼ら、演技派が脇を固める。監督は、デビュー作『酒井家のしあわせ』が各方面で絶賛され、サンダンス・NHK国際映像作家賞/日本部門を受賞した、呉美保氏。(公式サイトから)
あらすじは、大阪で月子(宮崎あおい)と陽子(大竹しのぶ)は、母ひとり子ひとりで仲良く暮らしてきた親子。ある日の深夜、陽子が酔っ払って若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってくる。何の説明もないまま玄関で眠りこける二人。月子は陽子を引きずり、居間のこたつに寝かせ、玄関で倒れている研二には毛布をかけてやる。翌朝、ケロッとした顔で陽子が言う。「おかあさん、この人と結婚することにしたから」・・・あまりに突然のことにとまどう月子は、とっさに家を飛び出し、隣の大家・サク(絵沢萌子)のもとへ向かった。月子が生まれる前に、陽子は夫・薫と死に別れており、ずっと「薫さんが、最初で最後の人」と言っていた。しかも、研二は25歳。態度もヘラヘラしていて、元板前だというが、今は働いていないらしい。納得がいかない、というよりも母の行動が理解できない月子は、サクの家に居座り続ける。「月ちゃんがいない家に同居はできない」と研二は庭の縁側の下で寝泊りする。そんな中、陽子に対しても、研二に対しても頑なに心を閉ざし続ける月子に、陽子の勤め先、村上医院の村上先生(國村隼)は、これまで誰にも話すことのなかった陽子との秘密を告白、月子を驚愕させる。それを聞いて渋々だが、陽子の結婚を了承することにした月子。ところがある朝、陽子と研二が二人で衣裳合わせに出かける間際、陽子が倒れてしまう。緊急搬送され、診断結果は軽い貧血。ホッとする月子であったが、医師から末期ガンの疑いを言われ受け止めがたい現実を突き付けられる。会社で転勤してきた男のストーカーにあい、外出恐怖症に陥っていた月子であったが、陽子を白無垢の衣裳合わせに連れて行くことを決意。自転車の荷台に陽子を乗せ(写真)牧野駅へ、しかし改札口前や電車乗り込みで恐怖心が起こるが、何とか乗り込みホットし喜ぶ母娘だった。由緒ある神社の静かな衣裳部屋で、白無垢に身を包んだ陽子が三つ指をついて月子の前に座る。涙をこらえ、ゆっくりと絞り出すように、これまで決して話すことのなかった本音を陽子が月子に話す。そして、めでたく研二と結婚式を挙げる。
日本のトップを走る女優二人(母役大竹しのぶ、娘役宮崎あおい)の演技は、味のある見ごたえのあるものだった。たまには、このような映画鑑賞も良いなぁ~と思う。

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