2009年5月15日金曜日

葵祭へ

京阪沿線に住んで初めて葵祭を見物した。 この葵祭は京都三大祭のひとつで、わが国の祭のうち最も優雅で古趣に富んだ祭として知られている。平安朝の優雅な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を10時半に出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かうものである。
この祭りは賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社の例祭で、5月15日に行われる。古くは賀茂祭、または北の祭りとも称し、平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名であった。また、この祭の特徴は、平安時代以来、国家的な行事として行われてきたので、わが国の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されているということである。
賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年(元禄7)に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになって、この名があるとされる。
今回、京都御所の堺町御門の出口で見物しながら写真を撮った。時代祭とは違った感じの見ごたえのある行列だった。 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

王朝風俗の伝統っていいなぁ~!

山ちゃん さんのコメント...

下鴨神社に見に行ったよ! よかったね。