2008年8月27日水曜日

E-ディフェンス、極東開発工業㈱の見学

「彦機会」の今年度行事の一環として午前中、兵庫県三木市志染にある兵庫耐震工学研究センター、E-ディフェンスを見学した。ここは阪神・淡路大震災の5年後に作られたもので、世界で最大の実大三次元振動破壊実験施設(投資金額約450億円)がある。実際の地震と同じ複雑な三次元の揺れを作り出す15m×20mの振動台に最大1200トンの構造物を乗せて阪神・淡路大震災クラス(震度7)の地震を再現さすことができる。これらの能力を最大限に利用した振動実験により、様々な構造の破壊過程と新しい耐震技術を検証することができるものである。 現在まで木造建築の実物大、鉄筋コンクリート住宅、橋脚などの種々の実験に使われて、地震に強い社会環境を目指した取り組みがされている。 見学時には橋脚の構造破壊実験の準備が進められていた。 この見学で最大規模の実大地震実験施設をみることができたこと、地震に対する認識を改めて強くしたことである。ちなみに、この施設の使用料金は一日当たり800万円とのこと。 また、この施設は天皇陛下も視察されたそうである。
午後は三木市の工場公園にある極東開発工業さんの工場見学をした。ここでの主な取扱製品は、コンクリートポンプ車(CP、ミキサー車からコンクリートを送り込む車)、タンクローリー(TL)、ごみ収集車(GB)である。 身近に使われているごみ収集車、タンクローリー車等の生産工場を初めて見学して、そのものづくりのポイントや諸課題についていろいろと学ぶことが出来てよかった。

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